【本紹介】名もなき花たちと 戦争混血孤児の家「エリザベス・サンダース・ホーム」
9月にはいって、急に涼しくなりました。
あっという間に夏休みが終わり。それなりに忙しくしていたけれど、もっと何かできたのでは?という焦燥感にかられています。
そこで、ブログを少し整理してみました。
テレワークで自宅にいる時間も長くなっているので、ちょこちょこ更新していけたらと思っています。
昨日は、久しぶりに本を読んだので紹介します。
「名もなき花たちと~戦争混血孤児の家「エリザベス・サンダース・ホーム」」
小手鞠るい 著
ネットで買ったのでよくわかっていなかったのですが、児童書でした。
ふりがなつきで、小4くらいから読めるんじゃないかなぁ。
「家族って何だろう」という問い。
混血孤児とは。
先決孤児のための養育施設「エリザべス・サンダース・ホーム」を開いた澤田美喜さんの生い立ちや施設を開くに至った理由。
「ある日は庭に9人も捨てられていたことがあった」という想像しがたい環境の中で、
アメリカ人大使を通して議員に嘆願書を書いたり、小学校を作ったり(!)
人種差別のない仕事場を…と、ブラジルに農場を築く(!!)といった行動力。
小さいころから伝記を読むのが好きでしたが、
なんだかそれは遠い昔話のような、夢物語のような気がしていました。
大人になって読むと、当たり前だけれどこの人は実在していて、この施設も今もあることに
現実味を感じて、すごく勇気をもらえます。
もし子どもがいたら、この本を読んだ後に、実際に施設見学に行きたいな、なんて考えました。
記念館もあるようです。
ちょうど大人の世知辛い事情にぐったりしていたので、
心が洗われた気持ち。
読書はいいですね。
ではまた。
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